年齢別保育方針
0歳児
初めて保護者から離れ初めて外の世界との触れ合いを経験する時です。不安な気持ちも生まれますが、保育士との関わりの中で「表情」「なんご」「言葉」で表現した事を愛情を持って受け入れられる嬉しさや安心感を乳児が感じ取れる事を大切に関わって行きたいと思います。
1歳児
いやいや期に入ります。「いやいや」というのは自我の目覚めからの言葉です。そして色々な事を知りたい、触ってみたいと思う探索活動も活発になります。その大切な探索の気持ちや自我の目覚めを叱ったり、ごまかしで流す事無く、しっかりと受け止め、一人の人間として大切に関わっていきたいと思います。
2歳児
自分なりの思いやこだわりを持ち始めます。関わる大人がもっとも忍耐を必要とする時です。危険な事等については、しっかりと話をし「けじめ」をつけながらも、子どもが自分で考える環境をつくります。保育士が子供の行動や・しぐさ・言葉等から、一人一人の興味や想いを感じ取り、一緒に楽しんだり、遊んだり時期だからこそ、じっくり時間をかける事を大切に関わっていきたいと思います。
3歳児
友達を意識する事で「ぶつかり合い」が多くなる時です。このぶつかりの経緯・原因をよく見て一方的でない限り、思いを出し合う大切な場面として捉え軽々しく保育士が仲裁や判断を下す事無く見守ります。その中でまだ上手く伝えられない場合はどんな風に表現したらいいのか?子供の気持ちに寄り沿いながら言葉を提案する事で表現方法を身につけるように関わります。一人一人が大好きな遊びを十分に楽しめる環境を設定しつつ、友達(仲間)作りの援助をしていきたいと思います。
※ぶつかり合いの中で怪我に発展しそうな場合はすぐに仲裁します。
4歳児
仲間を感じ、ぶつかり合う中、友達の想いにも気づき、友達を通して自分を知っていく時です。もっとも成長が目に見えないように見えますが、出来てないなど、軽んじる事無く小さな成長を大切にし、一番発達しようとしている内面に目を向け子供の心・言葉・表情等をくみ取りながらじっくりと関わって成長の力を蓄えれるように援助していきたいと思います。
5歳児
4歳で蓄えた力が開花するこの1年は乳児期の集大成と言えます。そして今までの多くの経験の中から、自己表現をして、気になる事を投げかけたり互いの意見を出し合う中で、ユーモアが生まれたり、大人と子供ではなく、人間同士としての関わりを大切にしたいと思います。仲間の中で、求めたり認められたりしながら、自分に自信をつけ仲間といることの楽しさ・大切さを全身で感じる中、さらに難しい事にチャレンジしてみようとする意欲をもてるように援助していきたいと思います。